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救いの言葉



大学を卒業してからひたすらアルバイトに明け暮れる日々。
朝6時からコンビニで働いて、その後ホテルでの仕事。
帰りは必ずと言っていい程、電車の中で日が変わる。

ホテルでは、よくレストランのヘルプに入るのだが、先日、僕はミスをおかしてしまったのだ。

いつもはバックの担当(料理の準備や運び、ドリンク等)が多いので、なかなか1日中フロアに入っていることはないのだけれども、この日はフロア担当で、オーダーを取ったり料理をお客さんに出したりすることがメインだった。
もちろんバック担当でもオーダーを取ったり料理を出したりもしていたのだが、何を勘違いしたのか、違うテーブルに間違った料理を出してしまったのだった。

それに気付いたのは料理を出してから数分経った時で、お客さんもお客さんで、頼んでもいない料理を不思議な顔一つしないで平然と食べていたのだ。
「さすが外人さんwwww」と吹きそうにもなったのだが、僕はそれどころではなかった。

このことをレストランのマネージャーに伝えると、もの凄い剣幕で怒られたのだ。
いや、これは当然のことで、何一つ文句のつけようがない僕のミスなのだ。
このことをシェフにも伝え頭を下げ、新たに料理を作ってもらったのだが、マネージャーはそうはいかなかった。

悪いのは僕なのは分かっているけれど、担当だった来店予定の当ホテルGMの席を外されるなど、マネージャーの僕に対する発言や態度で、僕は完全に心を痛め、笑顔を失っていた。もう立ち直れなかった。

そんな時、アシスタントマネージャーが僕の所に来て、小声でこう言ってくれたのだ。

「あいつら絶対こっちへ入れさせないからな。」

“こっち”というのも、僕が持っているフロアのことで、“あいつら”とはマネージャーやヘルプで来ていた飲食部の副支配人のことだと理解した。
つまり「もう料理出すな」とか「ドリンクだけやってればいから」などと言ってきたマネージャーを僕のフロアに入れさせないで僕を守ってくれると言ってくれたのだった。
その為にも、他の人の手を借りなくても済むようにオーダーやら何やら全てテキパキとこなしてくれると言ってくれたのだった。

僕はその時、胸が張り裂けそうなくらいに込み上げてくるものがあり、後で料理を裏に下げに行く時にその優しさで少し泣いていたのかもしれない。

「笑顔だよ笑顔!仕事で見返してやれ!」

最後にお尻をポンと叩いてこう言ってもくれた。

おそらく、これらの言葉がなかったら、僕はもう2度とこのレストランへは来ていなかったであろう。


※仕事が終わってから気付いたことなのだが、「あいつら絶対こっちへ入れさせないからな。」という“あいつら”とはお客さんとして来店していたGMなどのお偉いさん達のことだったようだ。
つまり、この時の僕に少しでも負担をかけないように、GM達に何か頼まれた際には自分が行ってやるということだったみたいだと理解している。

励ましの言葉といっても、ただの僕の勘違いだったけれども、それでもその言葉はあの時の僕を救ってくれたんだなと思っている。
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